イラン、ヨルダンの米軍基地にミサイル攻撃 A-10とF-15E計9機が損傷
画像:Wikimedia Commons掲載の米空軍A-10サンダーボルトII飛行写真(参考)。今回被弾した個体そのものではなく、機体形式を示す資料写真として掲載しています。
イランは2026年9月9日、ヨルダンのムワファク・サルティ空軍基地へ弾道ミサイル20発を発射しました。ヨルダン側は18発を撃墜したと発表していますが、着弾を免れなかった分でA-10サンダーボルトII 1機の主翼が大きく損傷し、F-15Eストライクイーグル約8機も軽微な損傷を受けたと報じられています。米側の人的被害は現時点で報告されていません。
攻撃の経緯
複数の米メディアによると、イランは米東部時間9月8日、数時間前に米軍がイランのタンカー5隻を破壊したことへの報復として、ヨルダンのムワファク・サルティ空軍基地にミサイル攻撃を実施しました。ヨルダン側の発表では、飛来した20発のミサイルのうち18発を迎撃したとしています。
基地防衛にはパトリオットミサイルが30発以上使用されたと報じられています。着弾を免れなかった分により、駐機していたA-10サンダーボルトII攻撃機1機の主翼が大きく損傷しました。F-15Eストライクイーグル戦闘機も約8機が軽微な損傷を受けましたが、いずれも稼働可能な状態にあるとされています。
なぜヨルダンの基地が狙われたのか
ムワファク・サルティ空軍基地は、ヨルダン北東部にある米軍が利用する基地で、対イラン作戦を含む中東方面の航空作戦拠点の一つとされています。2026年のイラン戦争では、米軍とイラン革命防衛隊(IRGC)の応酬が断続的に続いており、今回の攻撃もその一環と位置付けられています。
本記事執筆時点で、被弾した具体的な機体番号や修理の見通し、今後の報復の有無について、防衛省・米国防総省の公式発表以上の推測はしません。
公開情報の範囲で分かっていること
確認できているのは、(1)2026年9月9日にイランがムワファク・サルティ空軍基地へミサイル20発を発射したこと、(2)ヨルダン側がそのうち18発を迎撃したと発表したこと、(3)A-10 1機の主翼大破とF-15E約8機の軽微な損傷が報じられたこと、(4)米側の人的被害は報告されていないこと、の4点です。続報が入り次第、一次資料に基づいて更新します。
一次資料・参考資料
- Air & Space Forces Magazine:Iran Damages A-10, F-15s with Missile Attack on Air Base in Jordan
- The Aviationist:Iranian Missile Strike Damages U.S. Aircraft at Muwaffaq Salti Air Base
- Military Times:Iran attack on base in Jordan damaged American military aircraft, US official says
- Wikipedia:2026 Iranian strikes on Jordan
本記事は公開されている資料をもとに作成しています。被弾機の詳細、修理見通し、今後の作戦計画は、米国防総省・ヨルダン政府の公式発表以上には推測していません。続報により内容を更新する場合があります。
