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日本の防衛/陸上兵器

陸自「25式地対艦誘導弾」正式配備 国産スタンド・オフ・ミサイル初の実戦部隊配備

 
発射される陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾(参考写真)

画像:Wikimedia Commons掲載、陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾(基本型)発射時の写真(CC BY 4.0、参考)。2026年3月に「25式」へ改称・配備された能力向上型そのものの写真ではなく、同系統のミサイルの発射形態を示す資料写真です。

陸上自衛隊は2026年3月31日、開発を終えた12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型)を「25式地対艦誘導弾」と改称し、熊本県の健軍駐屯地・第5地対艦ミサイル連隊へ正式配備しました。同日、高速滑空弾も「25式高速滑空弾」として静岡県の富士駐屯地・特科教導隊へ配備されています。国産スタンド・オフ・ミサイルとして初めての実戦部隊配備です。

何が配備されたのか

防衛省によると、12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型)は2021年度から2025年度にかけて研究開発が行われ、2026年3月31日の開発完了と同時に「25式地対艦誘導弾」の名称で健軍駐屯地の第5地対艦ミサイル連隊に配備されました。同日、島嶼防衛用高速滑空弾も「25式高速滑空弾」として富士駐屯地の特科教導隊に配備されています。

健軍駐屯地では3月17日に装備の展示、3月31日に配備がそれぞれ公表されました。

「スタンド・オフ・ミサイル」とは何か

スタンド・オフ・ミサイルとは、相手の防御範囲の外側から目標を攻撃できる長射程ミサイルの総称です。2022年に日本政府が示した国家安全保障戦略における「反撃能力」の柱の一つとして、国産スタンド・オフ・ミサイルの開発・配備が進められてきました。25式地対艦誘導弾は、その中で初めて実戦部隊への配備に至った国産装備です。

ただし、具体的な射程、配備数、今後の追加配備計画については、防衛省は公表していません。本記事でもこれらの数値を推測しません。

従来の12式との違い

基本型の12式地対艦誘導弾は2012年度から陸上自衛隊に配備されており、日米合同演習RIMPACなどでも艦艇を目標とした実射訓練で使用されてきました。能力向上型(25式)は、この基本型をベースに射程延伸などの性能向上を図ったものとされていますが、防衛省は性能諸元の詳細を公表していません。

公開情報の範囲で分かっていること

確認できているのは、(1)2026年3月31日に12式地対艦誘導弾能力向上型が「25式地対艦誘導弾」として健軍駐屯地に配備されたこと、(2)同日、高速滑空弾も「25式高速滑空弾」として富士駐屯地に配備されたこと、(3)2022年の国家安全保障戦略に基づく国産スタンド・オフ・ミサイルとして初の実戦部隊配備であること、の3点です。射程・配備数・今後の配備計画は防衛省の公式発表以上には推測しません。

一次資料・参考資料

本記事は公開されている資料をもとに作成しています。射程・配備数・今後の配備計画などの防衛機密に関わる数値は、防衛省の公式発表以上には推測していません。